大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊56/伊号第五十六潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊56/伊号第五十六潜水艦』は、伊54型潜水艦(巡潜乙型改2)の2番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では哨戒活動に従事し、フィリピン東方でアメリカ海軍戦車揚陸艇『LST-695』を撃破。その後、特攻兵器「回天」を搭載し回天攻撃隊として出撃した。1945年4月5日、久米島沖にて、アメリカ海軍駆逐艦『ハドソン』と交戦し戦没。
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊56/伊号第五十六潜水艦』は、伊54型潜水艦(巡潜乙型改2)の2番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では哨戒活動に従事し、フィリピン東方でアメリカ海軍戦車揚陸艇『LST-695』を撃破。その後、特攻兵器「回天」を搭載し回天攻撃隊として出撃した。1945年4月5日、久米島沖にて、アメリカ海軍駆逐艦『ハドソン』と交戦し戦没。
伊号第五十六潜水艦は1942年9月29日に横須賀海軍工廠にて起工、1944年6月8日に竣工した。伊56は、速力は低いものの建造期間を短縮し航続力にも優れた巡洋潜水艦で、巡潜乙型改Ⅱとも呼ばれた。 主機は中型潜水艦用で量産しやすい艦本式22号10型ディーゼル2基を搭載。竣工時から対水上警戒レーダーである22号電探や逆探を装備したほか、就役後には対空警戒レーダーの13号電探も装備したと推定される。 戦争末期、伊56は主砲と航空兵装が撤去され、水中特攻兵器として知られる回天を搭載し運用した。 ■全長:108.7m ■全幅:9.30m ■乗員:94名 ■排水量:2,607t ■巡航能力 □水上速力:17.7kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:100m □航続距離:38,892km(16kt) ■戦時最終兵装 □九六式25mm連装機銃:1基 □九五式53cm魚雷発射管:艦首6門 □九五式魚雷:19本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型:1基 □三式1号電波探信儀3型 □電波探知機 ■ソナー □九三式水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基 ■搭載艇 □回天:6隻