大日本帝国海軍 連合艦隊
:潜水艦『伊24Ⅱ/伊号第二十四潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊24Ⅱ/伊号第二十四潜水艦』は、伊16型潜水艦(巡潜丙型)の5番艦。伊24は、艦名としては2代目である。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)開戦時、特殊潜航艇「甲標的」を搭載し真珠湾攻撃に参加する。その後は哨戒活動や輸送任務に従事し、シドニー港攻撃やキスカ島撤退作戦にも参加した。連合国艦船2隻撃沈、オランダ海軍潜水艦『K IX』を撃破するなどの戦果も上げている。1943年6月11日、セミチ島北東にて、アメリカ海軍駆潜艇『PC-487』の体当たり攻撃を受け沈没。
日本海軍『伊24Ⅱ/伊号第二十四潜水艦』の性能
伊号第二十四潜水艦は1938年12月5日に佐世保海軍工廠にて起工、1941年10月31日に竣工した。伊16型は、前艦級より魚雷兵装を強化した巡洋潜水艦であり、巡潜丙型とも呼ばれた。
伊24は、主機は艦の大型高性能化を実現するため高出力の艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を搭載した。また、後部甲板には甲標的と呼ばれる特殊潜航艇1隻を搭載し運用した。
■全長:109.3m
■全幅:9.10m
■乗員:95名
■排水量:2,554t
■巡航能力
□水上速力:23.6kt
□水中速力:8.0kt
□潜航深度:100m
□航続距離:25,928km(16kt)
■戦時最終兵装
□40口径十一年式14cm単装砲:1門
□九六式25mm連装機銃:1基
□九五式53cm魚雷発射管:艦首8門
□九五式魚雷:20本
■レーダー
□仮称2号電波探信儀2型
■ソナー
□九三式水中探信儀:1基
□九三式水中聴音機:1基
■搭載艇
□甲標的:1隻
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