大日本帝国海軍 連合艦隊
:潜水艦『伊25/伊号第二十五潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊25/伊号第二十五潜水艦』は、伊15型潜水艦(巡潜乙型)の6番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では通商破壊や哨戒活動に従事、連合国艦船4隻撃沈などの戦果を上げた。また、アメリカ本土を艦載砲で攻撃、搭載機で爆撃したことでも知られる。基地への砲撃は米英戦争以来130年ぶり、爆撃は史上初であったとされている。1943年7月25日、バヌアツのヒウ島沖にて、アメリカ海軍駆逐艦『パターソン』の爆雷攻撃を受け沈没。
日本海軍『伊25/伊号第二十五潜水艦』の性能
伊号第二十五潜水艦は1939年2月3日に三菱重工業神戸造船所にて起工、1941年10月15日に竣工した。主機は、艦の大型高性能化を実現するため高出力の艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を搭載した。
伊25は、艦前部に呉式1号4型射出機や格納筒などの航空兵装を装備し、後部甲板に主砲を配置した巡洋潜水艦で、巡潜乙型とも呼ばれた。
■全長:108.7m
■全幅:9.30m
■乗員:94名
■排水量:2,584t
■巡航能力
□水上速力:23.6kt
□水中速力:8.0kt
□潜航深度:100m
□航続距離:25,928km(16kt)
■戦時最終兵装
□40口径十一年式14cm単装砲:1門
□九六式25mm連装機銃:1基
□九五式53cm魚雷発射管:艦首6門
□九五式魚雷:17本
■ソナー
□九三式水中探信儀:1基
□九三式水中聴音機:1基
■搭載機
□零式小型水上偵察機:1機
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