大日本帝国海軍 連合艦隊 :潜水艦『伊362/伊号第三百六十二潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊362/伊号第三百六十二潜水艦』は、伊361型潜水艦(潜輸大型)の2番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では輸送任務に従事した。1945年1月18日、カロリン諸島東方沖合にて、アメリカ海軍駆逐艦『フレミング』に襲撃され沈没。
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊362/伊号第三百六十二潜水艦』は、伊361型潜水艦(潜輸大型)の2番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では輸送任務に従事した。1945年1月18日、カロリン諸島東方沖合にて、アメリカ海軍駆逐艦『フレミング』に襲撃され沈没。
伊号第三百六十二潜水艦は1943年3月17日に三菱重工業神戸造船所にて起工、1944年5月25日に竣工した。伊362は、離島への隠密輸送を目的として設計された輸送用潜水艦で、潜輸大型あるいは丁型とも呼ばれた。敵艦のレーダー波を海面に逸らすよう艦橋下部が逆台形となっているのが特徴である。 主機は純国産で量産型の艦本式23号乙8型ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。また、対水上警戒レーダーである22号電探や逆探を竣工時から装備していた。 水雷兵装については、九五式53cm魚雷発射管を装備していたが輸送スペースを拡張するために撤去され、これにより艦内積載能力が90tに増大したとされている。 ■全長:73.5m ■全幅:8.9m ■乗員:55名 ■排水量:1,779t ■巡航能力 □水上速力:13.0kt □水中速力:6.5kt □潜航深度:75m □航続距離:27,780km(10kt) ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲:1門 □九六式25mm単装機銃:1挺 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 □電波探知機 ■最大積載能力 □艦内:90t □艦外:20t