大日本帝国海軍 連合艦隊 ：潜水艦『伊48／伊号第四十八潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊48／伊号第四十八潜水艦』は、伊16型潜水艦（巡潜丙型）の8番艦。太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）末期に竣工し、特攻兵器「回天」を搭載。回天攻撃隊として出撃するも、1945年1月23日、ウルシ―環礁西方でアメリカ海軍駆逐艦『コーベジアー』が発射した対潜迫撃砲ヘッジホッグを受け、海中で大爆発を起こし沈没。
日本海軍『伊48／伊号第四十八潜水艦』の性能
伊号第四十八潜水艦は1943年6月19日に佐世保海軍工廠にて起工、1944年9月5日に竣工した。伊16型は、前艦級より魚雷兵装を強化した巡洋潜水艦であり、巡潜丙型とも呼ばれた。 伊48は、主機は艦の大型高性能化を実現するため高出力の艦本式2号10型ディーゼル2基を採用。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を搭載した。また、甲板には回天4隻を搭載し、水中特攻兵器として運用した。 ■全長：109.3m ■全幅：9.10m ■乗員：95名 ■排水量：2,554t ■巡航能力 □水上速力：23.6kt □水中速力：8.0kt □潜航深度：100m □航続距離：25,928km（16kt） ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲：1門 □九六式25mm連装機銃：1基 □九五式53cm魚雷発射管：艦首8門 □九五式魚雷：20本 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型 ■ソナー □九三式水中探信儀：1基 □九三式水中聴音機：1基 ■搭載艇 □回天：4隻
