大日本帝国海軍 連合艦隊
:潜水艦『伊168/伊号第百六十八潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊168/伊号第百六十八潜水艦』は、伊168型潜水艦(海大6型A)の1番艦。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)ではミッドウェー海戦に参加し、アメリカ海軍空母『ヨークタウン』、駆逐艦『ハムマン』を撃沈した。この海戦で日本軍は4隻の空母を失ったが、『伊168』の活躍で一矢報いることができたといえる。 1943年7月27日、ステフェン海峡にて、アメリカ海軍潜水艦『スキャンプ』と魚雷戦を繰り広げた末に戦没。
日本海軍『伊168/伊号第百六十八潜水艦』の性能
伊号第百六十八潜水艦は1931年6月18日に呉海軍工廠にて起工、1934年7月31日に竣工した。伊168は、機関を純国産の艦本式にしたことで前艦級より水上速力や航続力を向上させた海軍大型潜水艦で、海大6型Aとも呼ばれた。
主機は高出力の艦本式1号甲8型ディーゼル2基を搭載。主砲は、対空射撃も可能な両用砲である50口径八八式10cm高角砲を採用した。また、パッシブ・ソナーとして、アメリカから輸入したMV式水中聴音機を装備した。
■全長:104.70m
■全幅:8.2m
■乗員:68名
■排水量:1,785t
■巡航能力
□水上速力:23.0kt
□水中速力:8.2kt
□潜航深度:75m
□航続距離:25,928km(10kt)
■戦時最終兵装
□50口径八八式10cm単装高角砲:1門
□九三式13mm機銃:1挺
□九二式7.7mm機銃:1挺
□八八式53cm魚雷発射管:艦首4門・艦尾2門
□魚雷:14本
■ソナー
□MV式水中聴音機
□九一式探信儀
『伊168』が参加した海戦 |
ミッドウェー海戦 |
太平洋戦争の勝敗を決定づけた海戦! |
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