大日本帝国海軍 連合艦隊 ：潜水艦『伊3／伊号第三潜水艦』
大日本帝国海軍連合艦隊の潜水艦『伊3／伊号第三潜水艦』は、伊一型潜水艦（巡潜1型）の3番艦。太平洋戦争（大東亜戦争・第二次世界大戦）では哨戒活動や輸送任務に従事し、イギリス貨物船『エルムデール』を撃破、『フルタラ』を撃沈するなどの戦果も上げた。1942年12月9日、ガダルカナル島カミンボ沖でアメリカ海軍魚雷艇の雷撃を受け、大爆発の末に沈没。
日本海軍『伊3／伊号第三潜水艦』の性能
伊号第三潜水艦は1923年11月1日に川崎造船所にて起工、1926年11月30日に竣工した。ドイツ海軍潜水艦U142型をベースに建造され、主機はMAN社設計のラ式（ラウシェンバッハ式）2号ディーゼル2基を搭載。主砲は、潜水艦用として開発された中口径砲である40口径十一年式14cm砲を採用した。 ■全長：97.50m ■全幅：9.22m ■乗員：60名 ■排水量：2,791t ■巡航能力 □水上速力：18.8kt □水中速力：8.1kt □潜航深度：75m □航続距離：45,189km（10kt） ■戦時最終兵装 □40口径十一年式14cm単装砲：2門 □九二式7.7mm機銃：1挺 □一五式53cm魚雷発射管：艦首4門・艦尾2門 □魚雷：22本
