東海/対潜哨戒機初飛行:1943年9月

大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『東海/対潜哨戒機』

大日本帝国海軍連合艦隊の航空機【東海/対潜哨戒機】

対潜哨戒機『東海/とうかい』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機である。英名はKyushu Q1W。日本で初めて哨戒機として開発された機体とされている。『東海』は九州飛行機が設計を行い、陸上対潜哨戒機として153機が生産された。1944年9月頃に配備が開始され、主に東シナ海や小笠原諸島方面にて対潜哨戒活動に従事した。派生型としては、東海11甲型や、練習用の試製東海練習機が存在する。

日本海軍「東海/対潜哨戒機」の性能

東海は、低速で長時間の哨戒飛行を行い、敵潜水艦発見時には急降下し攻撃することを目的とした対潜哨戒機である。機上レーダーは三式空六号無線電信機(H-6電探)や三式一号探知機(KMX)を装備し、機首は大きなガラス張りで広い視野を確保できた。 発動機は日立航空機の天風31型空冷星型エンジンを搭載。低出力省エネエンジンを採用したことで、滞空性能に優れ長時間の哨戒飛行が可能であった。 1945年1月に東海11型として正式採用された。派生型としては、武装を20mm機銃へ変更した東海11甲型や、練習用に並列複操縦方式を採用した試製東海練習機が存在した。 ▼東海11型 ■全長:12.09m ■全幅:16.00m ■全高:4.12m ■翼面積:38.20m2 ■自重:3,100kg ■全備重量:4,800kg ■飛行能力 □最高速度:320km/h □航続距離:2,415km ■基本武装 □7.7mm旋回機銃:1挺 □250kg爆弾:2発

トップ:大日本帝国海軍 連合艦隊の航空機

連合艦隊の艦艇・航空機

↑ PAGE TOP