橘花/ジェット戦闘機初飛行:1945年8月7日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『橘花/ジェット戦闘機』

大日本帝国海軍連合艦隊の航空機【橘花/ジェット戦闘機】

ジェット戦闘機『橘花/きっか』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用しようとした航空機である。英名はNakajima Kikka。中島飛行機が設計を行い、特殊攻撃機として試作機2機が製作されたのみで、量産される前に終戦を迎えた。日本初の純国産ジェット機として知られる。

現在、『橘花』は1機のみが現存、アメリカの「スミソニアン航空宇宙博物館」に展示されている。

日本海軍「橘花/ジェット戦闘機」の性能

橘花は、資材節約のためブリキやマンガン鋼といった鋼材を多用し製作された特殊攻撃機である。機体の簡素化が図られたほか生産工数も削減され、零戦の半分の工数で製作できたとされる。また、掩体壕に隠せるよう翼を人力で上に折りたためる設計であった。 発動機は海軍航空技術廠が開発したネ20ターボジェットエンジンを搭載し、完成した試作機は試製橘花改と呼ばれた。武装は胴体下部に半埋め込み式の爆弾を装備としたほか、五式30mm固定機銃2挺の搭載も予定されていた。 ■全長:9.25m ■全幅:10.00m ■全高:3.05m ■翼面積:13.20m2 ■自重:2,300kg ■全備重量:3,500kg ■飛行能力 □最高速度:677km/h □航続距離:680km ▼選択武装 □800kg爆弾:1発 □500kg爆弾:1発

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