紫電/局地戦闘機初飛行:1942年12月27日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『紫電/局地戦闘機』

大日本帝国海軍連合艦隊の航空機【紫電/局地戦闘機】 ※写真画像:紫電改Ⅲ

陸上戦闘機『紫電/しでん』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機である。水上戦闘機『強風』をベースに川西航空機が設計を行い、局地戦闘機として1,422機が生産された。英名はKawanishi N1K。派生型が多数存在し、紫電21型以降は『紫電改』と呼ばれる。

現在、『紫電改』は4機が現存している。1機は愛媛県の紫電改展示館、他3機はアメリカへ輸送され、フロリダ州の国立海軍航空博物館、オハイオ州の国立アメリカ空軍博物館、ワシントンの国立航空宇宙博物館別館にそれぞれ展示されている。

日本海軍「紫電11型/局地戦闘機」の性能

紫電11型は、水上戦闘機の強風を陸上機化した中翼単葉の局地戦闘機である。機首部や機体後部などを大幅に変更、主脚も二段伸縮式としたが、自動空戦フラップを採用したLB型層流翼の主翼や操縦席付近はそのまま引き継がれた。発動機は、中島飛行機の誉21型空冷星型エンジン。 派生型として、7.7mm機銃を廃止し翼内に20mm機銃2挺を追加した紫電11甲型、基本武装を20mm機銃翼内4挺とした紫電11乙型、250kg爆弾2発を搭載可能とした紫電11丙型も存在したとされる。 紫電11型は零式艦上戦闘機の後継として期待されていたが、実戦では、高空性能や降下速度、機銃命中率は向上していたものの格闘性能は明らかに劣り、評価は低かった。また、計画値より最高速度が低いことや着陸時のトラブルなど問題が多かったことから、改良型である紫電改(紫電21型)が開発されることとなる。 ■全長:8.885m ■全幅:11.99m ■全高:4.058m ■翼面積:23.5m² ■自重:2,897kg ■全備重量:3,900kg ■飛行能力 □最高速度:583km/h □航続距離:1,432km/2,545km(過荷重) ■基本武装 □九九式20mm1号3型固定機銃:翼下2挺 □九七式7.7mm機銃:胴体2挺 ▼選択武装 □250kg爆弾:2発(※紫電11丙型) □60kg爆弾:4発

日本海軍「紫電改/局地戦闘機」の性能

紫電改(紫電21型)は、不評であった11型を改設計した改良型である。自動空戦フラップを改善したことで格闘性能が向上、燃料タンクは全て防弾仕様とし自動消火装置も装備するなど防御面も充実させた。また、トラブルの多かった二段伸縮式の主脚は廃止。紫電改は胴体を絞り込んだほか、主翼も低翼式としたことで外見上も別物となった。 パイロットからの評価も高かったことから、日本海軍は紫電改を零戦の後継、次期主力制空戦闘機として配備することを決定した。 紫電改の派生型として、250kg爆弾2発を搭載可能とした紫電21甲型、機首に三式13mm1型固定機銃2挺を追加装備した紫電31型、艦上機化した紫電改Ⅱ、発動機を誉23型に換装した紫電改Ⅲなどのほか、複座化した練習機型も存在した。 ■全長:9.376m ■全幅:11.99m ■全高:3.96m ■翼面積:23.5m² ■自重:2,657kg ■全備重量:3,800kg ■飛行能力 □最高速度:644km/h □航続距離:1,715km/2,392km(過荷重) ■基本武装 □九九式20mm固定機銃:翼内4挺 ▼選択武装 □250kg爆弾:2発(※紫電21甲型) □60kg爆弾:4発

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