初級滑空機初飛行:1940年

大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『初級滑空機』

大日本帝国海軍連合艦隊の航空機【初級滑空機】 ※写真画像:文部省式1型

『初級滑空機』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した滑空機である。「文部省式1型」は文部省、「K-14」は日本小型飛行機が設計を行い、練習用滑空機として1,500機以上が生産された。『初級滑空機』は、将来の軍用機パイロット育成を目的に男子中等学校などで使用されたほか、日本海軍の練習航空隊にも配備され海軍飛行予科練習生の訓練に用いられた。

日本海軍「文部省式1型」の性能

文部省式1型は、木製の骨組みに羽布張りの翼を備えただけの簡素な構造で、パイロットは常に丸出しの状態であった。動力装置を持たず、発航にはゴム索によって機体を打ち出すバンジー曳航と呼ばれる手法が用いられた。生産数は初級滑空機のなかで最も多く、1,500機以上が製造された。 ■全長:5.54m ■全幅:10.30m ■全高:2.35m ■翼面積:15.40m2 ■自重:90kg ■全備重量:150kg ■飛行能力 □滑空速度:46.5km/h □航続距離:不明 ■基本武装:無し

日本海軍「K-14」の性能

K-14は新初級滑空機として開発が進められ、1944年に試作1号機、改良型の2号機が製作されたが、量産には至らなかった。しかし戦後も設計図は残り、1953年に改設計された霧ヶ峰式はとK-14型が誕生。その後も改良や生産が継続された。 ■全長:6.40m ■全幅:10.00m ■全高:2.185m ■翼面積:12.50m2 ■自重:80kg ■全備重量:140kg ■飛行能力 □滑空速度:45km/h □航続距離:不明 ■基本武装:無し

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