九九式飛行艇初飛行:1936年

大日本帝国海軍 連合艦隊 :航空機『九九式飛行艇』

大日本帝国海軍連合艦隊の航空機【九九式飛行艇】

『九九式飛行艇/九九式中艇』は、大日本帝国海軍連合艦隊太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)で運用した航空機である。英名はYokosuka H5Y。海軍航空技術廠が設計を行い、生産が開始されたが、同時期に開発された九七式飛行艇が高性能であったため製造された機体は約20機程度。戦争初期において、その優秀な航続力を活かして中部太平洋方面での哨戒任務に従事した。

日本海軍「九九式飛行艇」の性能

九九式飛行艇は、空気抵抗軽減のため幅を狭くした胴体に細長いパラソル翼、翼端にはフロートを有した単葉双発機であった。発動機は三菱航空機の震天21型空冷星型エンジン。 試作機である九試中型飛行艇の性能は、水上での安定性が低い、故障が多いなど問題点はあったが、速度や航続力といった飛行性能は優秀であったことから1940年2月に九九式飛行艇として正式採用された。 ■全長:20.50m ■全幅:31.57m ■全高:6.72m ■翼面積:108.00m2 ■自重:7,362kg ■全備重量:11,500kg ■飛行能力 □最高速度:306km/h □航続距離:4,730km ■基本武装 □7.7mm機銃:3挺 □250kg爆弾:2発

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