駆逐艦【春月/Harutsuki】竣工:1944年12月28日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『春月』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【春月/Harutsuki】

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『春月/はるつき』は、秋月型駆逐艦の9番艦。艦名の春月は、春の夜の月を意味する。竣工時期が太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)末期であったため、活躍の機会はなかった。終戦後はソビエト連邦へ引き渡され、駆逐艦『ヴネザープヌイ』に改名、さらに練習艦『オスコール』と改名された。

日本海軍:駆逐艦『春月』の性能

駆逐艦春月は1943年12月23日に佐世保海軍工廠にて起工、1944年12月28日に竣工した。秋月型は日本海軍唯一の防空駆逐艦の艦級であり、乙型駆逐艦とも呼ばれていた。また、春月は艦橋後部が拡張され、司令駆逐艦として使用するための旗艦設備も設けられた。 主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、砲身が長く高初速・長射程の65口径九八式10cmA型連装高角砲を採用し、九四式高射装置と組み合わせて使用された。魚雷兵装は搭載しない計画であったが改められ、九二式61cm4型4連装水上発射管を装備し九三式魚雷(酸素魚雷)を搭載した。 春月は竣工時に21号電探を装備していたが戦争中期以降に撤去され、対水上レーダーの22号電探と対空レーダーの13号電探を装備した。また、その頃から対空機銃が大幅に増強された。 ■全長:134.2m ■全幅:11.6m ■乗員:447名 ■排水量:3,888t ■巡航能力 □速力:33.0kt □航続距離:14,816km(18kt) ■戦時最終兵装 □65口径九八式10cmA型連装高角砲:4基 □九六式25mm3連装機銃:5基 □九六式25mm単装機銃:24挺 □九二式61cm4型4連装水上発射管:1基 □九三式魚雷:8本 □九四式爆雷投射機:2基 □九五式爆雷:72個 ■レーダー □仮称2号電波探信儀2型:1基 □三式1号電波探信儀3型:2基 ■ソナー □九三式3型水中探信儀:1基 □九三式水中聴音機:1基

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