駆逐艦【電/Inazuma】竣工:1932年11月15日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『電』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【電/Inazuma】

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦『電/いなづま』は、吹雪型駆逐艦の24番艦。艦名の電(いなずま)は、雷(かみなり)の別名とされている。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では、主に船団護衛や輸送任務に従事した。1944年5月14日、シブツ海峡にて、アメリカ海軍潜水艦『ボーンフィッシュ』の雷撃を受け沈没。スラバヤ沖海戦で撃沈した敵艦の乗組員376名を救助した逸話が、現在でも多くの人々の感動を呼んでいる。

日本海軍:駆逐艦『電』の性能

駆逐艦電は1930年3月7日に藤永田造船所にて起工、1932年11月15日に竣工した。吹雪型駆逐艦の分類ではⅢ型とも呼ばれる。主機は純国産の艦本式タービン2基を搭載。主砲は、荒天時にも対応可能な全周囲シールドを備え最大仰角を75度へ引き上げた50口径三年式12.7cmB型平射砲を採用した。魚雷発射管は前艦型同様、一二年式61cm水上発射管を装備したが、魚雷は1935年頃から九〇式に更新された。 ■全長:118.0m ■全幅:10.36m ■乗員:219人 ■排水量:1,980t ■巡航能力 □速力:38.0kt □航続距離:9,260km(14kt) ■戦時最終兵装 □50口径三年式12.7cmA型連装砲:2基 □九六式25mm連装機銃:3基 □九六式25mm単装機銃:2挺 □一二年式61cm3連装水上発射管:3基 □九〇式魚雷 □九四式爆雷投射機:1基

『電』が参加した海戦
スラバヤ沖海戦 太平洋戦争初の大規模艦隊戦!
第三次ソロモン海戦 船の墓場と化すソロモン
アッツ島沖海戦 航空機なしの激しい砲撃戦!

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