駆逐艦【波風/Namikaze】竣工:1922年11月11日

大日本帝国海軍 連合艦隊 :駆逐艦『波風』

大日本帝国海軍連合艦隊の駆逐艦【波風/Namikaze】

大日本帝国海軍の一等駆逐艦『波風/なみかぜ』は、峯風型駆逐艦の14番艦。艦名の波風は"波間に吹く風"を意味している。太平洋戦争(大東亜戦争・第二次世界大戦)では北方での哨戒、海上護衛任務に従事。戦争末期には回天を搭載した。終戦後は復員輸送に奔走し、その後、中華民国海軍に引き取られ『瀋陽/Shen Yang』と改名された。

日本海軍:駆逐艦『波風』の性能

駆逐艦波風は1921年11月7日に舞鶴海軍工廠にて起工、1922年11月11日に竣工した。主機はパーソンズ式オールギアードタービン2基を搭載。主砲は日露戦争時の主力艦載速射砲を改良した45口径三年式12cm砲を採用した。 峯風型駆逐艦のうち13番艦以降は、後檣、主砲塔、魚雷発射管の配置を変更し、統一指揮や給弾を行いやすいように改善された。そのため波風はそれまでの峯風型とは艦型が異なっており、非公式に峯風改型と呼ばれることもあったという。 1945年、波風は回天搭載艦へと改造され、艦後部に回天を2~4基搭載した。このとき、魚雷・機雷兵装は撤去され対空機銃が増強された。また、艦本式ボイラー4基のうち1基を撤去したことで馬力が低下し、速力が29.5ktにまで落ちた。 ■全長:102.6m ■全幅:8.92m ■乗員:154名 ■排水量:1,345t ■巡航能力 □速力:29.5kt □航続距離:6,667km(14kt) ■戦時最終兵装 □45口径三年式12cm単装砲:1門 □九六式25mm連装機銃:6基 □九三式13mm単装機銃:8挺 ■搭載艇 □回天

トップ:大日本帝国海軍 連合艦隊の駆逐艦

連合艦隊の艦艇・航空機

↑ PAGE TOP